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賀茂神社御篝神事

賀茂神社御篝神事

賀茂神社御篝神事は、文政13年(1830)の「賀茂神社伝承記」に神事の記載があることから、江戸時代末にはすでに実施されていたといえます。
神事は、氏子たちが揃いの白装束で昇殿し、半紙を切り抜いた人形で身体の悪い部分を撫でて諸病、災厄を移し、人形と共に祈願してお祓いを受け、節分の豆まきを行います。
後に境内中央に設けられた御篝場に、神前の斎火を神職が人形を介して点火し「御篝」となります。
やがて、氏子たちは左右に分かれて太鼓の合図に合わせ大声をあげながら火のついた浄薪を対峙する氏子めがけて一斉に投げ合います。
回転しながら弧を描いて飛び交う浄薪からの無数の火の粉は夜空を焦がして神域に注ぎます。
このように勇壮で特異な神事は他に例がなく、まさに奇祭のひとつとして位置づけられています。
※近年、季節風の影響による近郊への災害を考慮し、浄薪を投げることが出来ない年もあります。

市町名 桐生市
開催日時  毎年2月3日
会場 賀茂神社 桐生市広沢町六丁目833
料金 無料
駐車場 少数あり
問合せ先 桐生市教育委員会教育部 文化財保護課(電話:0277-46-1111内線622)
詳細情報 桐生市HP