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史跡金山城跡

史跡金山城跡

太田市の中央部よりやや東に独立してそびえる金山(かなやま)は標高235.8mと、さほど高い山ではありませんが、太田市のシンボル、太田市を代表する景観になっている山です。万葉集東歌にも「新田山(にひたやま)」と歌われたように、古来よりこの地域の人々に親しまれ、心の拠り所となってきました。この金山には戦国時代に城が築かれていました(文明元年(1469)築城)。天正18年(1590)に廃城となり、その後400年以上経過し、当時の建物こそ残っていませんが、戦国時代の城の中心的な防御施設である土塁や堀切等の遺構が明瞭に残っていて、山頂から四方に広がる尾根に曲輪(くるわ)という面を造成し、城が築かれていたことがわかります。このようなことから、金山城はその歴史的価値の高さと遺構の残りの良さが評価され、昭和9年(1934)に金山山頂を中心とする尾根部分18.3haが国の史跡に指定され、また平成14年(2002)には79.5haが追加指定されました。現在は大手虎口(写真)、日ノ池・月ノ池などの復元が行われ、金山城の往時の姿を見ることができます。また、平成21年5月30日には、麓に史跡金山城跡ガイダンス施設が開館し、金山城の歴史を紹介しています。  

所在地 群馬県太田市金山町40-98ほか
問合せ先 文化財課 0276-20-7090
駐車場 あり(山上36台、山麓(大光院駐車場他)200台以上)
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